taura yorihisa – nightfall

taura yorihisa – nightfall

taura yorihisa

“nightfall “

国内外のレーベルから精力的に作品をリリースしているtaura yorihisaによるノイズ・アンビエント作品。アイザック・アシモフの短編作品に着想を得た本作は、極端にエディットされたギターに、環境音とビットクラッシュノイズが絡まり、今までの作品よりもラフでざらついた音像となっている。アンビエント、シューゲイズ、ドローン、ノイズミュージック……来るべき夜へ、ジャンルを越境していく音の旅路。

美しい日常の風景をモノクロに塗ってしまうかの様な空気の音。
今作は込み上げる内省を見ざるを得ない事を世界に写しこむ様な音で、taura氏の音楽はそういう色彩が元より強かったのだが今作はもっと抑えた嗚咽の様な形で発現してる様に感じます。
リスナー体験としては泣き腫らした後の様な穏やかさを感じられる事でしょう。
尚今作は私はイヤフォンよりもスピーカーで聴かれる事を推奨します。
takasi(gravel’s end)

硬質とも言へる音響の芸からは、星が見え始める「あの夕刻」を思ひ出させる。
空の色が滲み、主観的な時間がじつくりと進んでいくあの時空。だが、其れにも終わりは訪れるのである。また次に訪れる朝まで歩かねばならぬのだ。
さふ、夕刻への感傷だけではない。夜明けへの希望も彼の音楽は観させてくれるのである。
Tia Rungray(音楽家)

文字の通りに音の層に包まれる体験.

いかなる場面においてもyorihisa tauraの音楽は程よい緊張とリラックスを生み出してくれます.
ヘッドフォンでも,スピーカーでも.
音に意識を向けながらでも,何か作業しながらでも.

そんな期待のさらに上をゆくニューリリースです.
24歳一般理系大学院生(一浪)

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